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BIOGRAPHY / CV / ARTICLES & MEDIA / AWARDS / GRANTS / COLLECTIONS / EDUCATION / OTHERS


Photo: Keisuke Inoue 

 

BIOGRAPHY

 

渡辺 篤 | Atsushi Watanabe

 

現代美術家、社会活動家。

大学在学中から、直接的・間接的な経験を根幹とする、既存の社会からはタブーや穢れとしても扱われかねない事象やそれらを取り巻く状況を、プロジェクト型の作品によって批評的に取り扱ってきた。学生を終えた直後から深刻なひきこもりを経験したものの、回復し、直後から精力的に活動を展開。

孤独・孤立にまつわる関係性の課題や、共感可能性と不可能性、社会包摂の在り方などをテーマに扱う。2018年からは「アイムヒア プロジェクト」を主宰し、不可視化されがちな生きづらさやトラウマを抱える人々との協働企画を多数実施。

社会問題に対してアートが物理的・精神的に介入し、解決に向けた直接的な作用を及ぼす可能性を追求している。

活動家として、当事者運動やケアの実践、メディア出演、講演なども多い。武蔵野美術大学 非常勤講師、厚生労働省「ひきこもりVOICE STATION」講師など。

 

主な個展は「NACT View 03|私はフリーハグが嫌い」(国立新美術館、2023)、「同じ月を見た日」(R16 studio、神奈川、2021)、「修復のモニュメント」(BankART SILK、神奈川、2020)、“ATSUSHI WATANABE”(大和日英基金、イギリス、2019)、「わたしの傷/あなたの傷」(六本木ヒルズA/Dギャラリー、東京、2017)など。

主なグループ展は「あ、共感とかじゃなくて。」(東京都現代美術館、2023)、国際芸術祭「あいち2022」、「瀬戸内国際芸術祭2022」、“Looking for Another Family”(国立現代美術館、韓国、2020)など。

 

主な受賞・助成は、2020年度「横浜文化賞 文化・芸術奨励賞」、2021年度「ソーシャリー・エンゲイジド・アート支援助成」(一般財団法人 川村文化芸術振興財団)、2018〜2020年度「クリエイティブ・インクルージョン活動助成」及び2016〜2017年度「創造都市横浜における若手芸術家育成助成」(ともにアーツコミッション・ヨコハマ)。

 

  • 2009  東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修了 
  • 2007  東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業
  • 1978  神奈川県横浜市生まれ

 

 

>「渡辺 篤 ウェブサイト」 https://www.atsushi-watanabe.jp/ 

>「アイムヒアプロジェクト ウェブサイト」 https://www.iamhere-project.org/

…2018年立ち上げ。ひきこもりをはじめとする孤立/孤独当事者らとの共同企画。ひきこもり自身が撮影した部屋の写真を集めた「I'm here project」、当事者と金継ぎを用いた共同制作を行った「修復のモニュメント」、月を介してコロナ禍の孤立課題に取り組んだ「同じ月を見た日」、全国のひきこもり当事者に直接会いに行き対話とスキンシップを行う「私はフリーハグが嫌い」など。

>「アートスタジオ アイムヒア」 https://www.iamhere-project.org/artstudio/

…2021年からアイムヒア プロジェクトと株式会社泰有社が、横浜弘明寺でオルタナティヴスペースの共同運営を開始。展覧会、オープンスタジオ、トークイベント、演劇、ダンス公演、レジデンスプログラムなど多数実施。

 



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【主な展覧会】

 

 〈個展/プロジェクト展〉

 〈グループ展〉

 

 〈スクリーニング〉

 

 

【主なトークイベント/シンポジウム/講演会など】

  • 2023 NACT View 03 「私はフリーハグが嫌い」展関連イベント 『もやもやトーク(仮) 渡辺 篤と石川良子』 
  • 2023 【令和5年度豊明市ひきこもり講演会「ここに居ない人を想像するために」】豊明市総合福祉会館、豊明市社会福祉協議会主催(愛知県)
  • 2023 『みんなで語るピアサポート~ひきこもり・生きづらさ・アートから考える支え合い~』アートスタジオ アイムヒア、主催:ひきこもり当事者グループ「ひき桜」in横浜
  • 2022 『日本質的心理学会 第19回大会』(シンポジウム)愛知大学名古屋キャンパス
  • 2022 『私はフリーハグが嫌い オンライントークイベント』ゲスト:恩田夏絵(ピースボート・グローバルスクールコーディネーター / 一般社団法人ひきこもりUX会議共同代表理事)
  • 2021   『第3回地域共生全国サミットinかまくら』【SOSの声とつながり、社会的孤立を防ぐには】(パネルディスカッション、動画配信)鎌倉市主催
  • 2021 『渡辺篤×斎藤環「ひきこもりと表現」』(対談、「TURNフェス6」サイト内にて動画公開)
  • 2020   『福祉とアートの新しいかたち 〜ひきこもり当事者との実践〜』(講座)光公民館、東京
  • 2019 『Hikikomori in Japan and the UK』(セミナー)Daiwa Anglo-Japanese Foundation、ロンドン、イギリス
  • 2019 『まなざしの暴力性について〜ひきこもり問題の現場から〜』(トークイベント) ゲスト:池上正樹(ジャーナリスト)/ひきこもり当事者 高架下スタジオSite-Aギャラリー、神奈川
  • 2019 『第2回名古屋トラウマ研究会主催講演会<ひきこもりとアート>』(シンポジウム)日本福祉大学名古屋キャンパス、愛知
  • 2017 『日本美術解剖学会・大会|逸脱するヒト』(学会発表)<元ひきこもりの彼が現代アートを続けるわけ>東京藝術大学、東京
  • 2016 『<黄金町バザール2016>渡辺 篤作品《プロジェクト<あなたの傷を教えて下さい。>》について語る』(トークイベント)聞き手:天野 太郎(横浜市民ギャラリーあざみ野主席学芸員)高架下スタジオSite-D集会場、神奈川
  • 2015 『会田誠の月イチぼったくりBAR』(トークイベント)聞き手:会田 誠 美学校、東京
  • 2015 『わたなべあつしのはなし』(トークイベント)聞き手:神野真吾(千葉大学准教授)泰生ポーチ、神奈川


ARTICLES & MEDIA


【自著】

  • 2020 『アイムヒア』(作品集)02/21刊行(BankART出版)
  • 2019 『 I'm here project 』(写真集) 02/16刊行(発行:アイムヒア プロジェクト)
  • 2017 『渡辺篤 作品集|ATSUSHI WATANABE WORKS』08/04刊行(発行:渡辺 篤)

 

【共著/寄稿】

 

【主な記事掲載/メディア出演】

 

 〈新 聞〉

  

 〈ウェブ記事〉

 
 〈ウェブ動画〉


 〈テレビ〉

 

 〈書籍 / 雑誌〉 

 

 〈ラジオ〉

  • 2024 「ひだまりハウス」(ニッポン放送)12/01・08放送 ゲスト出演
  • 2022 『島島ラジオ』(RSKラジオ/RNCラジオ)08/20放送 ゲスト出演
  • 2019 『ちょうどいいラジオ』(FMヨコハマ)02/12放送 ゲスト出演

 

     他多数


AWARDS

 

【受 賞】

  • 2024 「神戸六甲ミーツ・アート 2024 beyond」 主催者特別賞
  • 2020 横浜文化賞 文化・芸術奨励賞
  • 2015 塩入敏治 賞 / 橋爪勇介 賞 / Art Lab TOKYO 賞(「3331アートフェア2015」)


GRANTS

 

【助 成】

  • 2021年度 「ヨコハマ創造産業振興助成」アーツコミッション・ヨコハマ)
  • 2021年度 「ソーシャリー・エンゲイジド・アート支援助成」(一般財団法人 川村文化芸術振興財団)
  • 2018〜2020年度 「クリエイティブ・インクルージョン活動助成」(アーツコミッション・ヨコハマ)
  • 2016〜2017年度 「創造都市横浜における若手芸術家育成助成 クリエイティブ・チルドレン・フェローシップ」アーツコミッション・ヨコハマ)

 

【新型コロナ対策支援】

  • 2021年度 「第2次新型コロナウイルス特別助成(現代美術分野)」(公益財団法人 小笠原敏晶記念財団)
  • 2020年度 「文化芸術活動の継続支援事業」(文化庁)
  • 2020年度 「新型コロナウイルス特別緊急助成事業」(公益財団法人 小笠原敏晶記念財団)
  • 2020年度 「芸術文化活動支援事業<アートにエールを!東京プロジェクト>」(東京都)

COLLECTIONS


【コレクション】

  • 東京藝術大学美術館


ACADEMIC PAPER

 

2023年度

 

2021年度

  • 「3C14 宇宙の視座獲得と新たな地球観・生命観の芽生え」
    逢坂卓郎(武蔵野美術⼤学/筑波⼤学名誉教授)
    “Acquisition of the viewpoint of the space and the germs of a new perspective of the Earth and life”
    Takuro Osaka (Musashino Art University/Professor Emeritus, University of Tsukuba)

 

2020年度

  • 『アートによる当事者研究の試み:「アイムヒア プロジェクト| 渡辺篤」が開く可能性』 
    細野泰久(東京学芸⼤学⼤学院連合学校教育学研究科博⼠課程)
    “Tojisha-Kenkyu through Art: Possibilities of ‘I'm Here Project | Atsushi Watanabe’ ”
    Yasuhisa HOSONO (Doctoral Course The United Graduate School of Education Tokyo Gakugei University)


RESIDENCE

【主なアーティスト・イン・レジデンス/滞在制作】

 

2021年

2018〜2021年

2009年

 


WORKSHOP

2023年

  • 「あ、共感とかじゃなくて。」展 関連プログラム|アーティストと一緒に作品を見るツアー(ひきこもり編)10/23開催(東京都現代美術館)
    …ファシリテーター:石井しこう(NPO法人全国不登校新聞社)、協力:NPO法人全国不登校新聞社
  • 「あ、共感とかじゃなくて。」展 関連プログラム|アーティストと一緒に作品を見るツアー(不登校編)08/28開催(東京都現代美術館)
    …ファシリテーター:石崎森人(ひきこもりUX会議、ひきポス編集長)、恩田夏絵(ひきこもりUX会議、ピースボートグローバルスクールコーディネーター)協力:一般社団法人ひきこもりUX会議
  • 「アートの当事者会」07/21開催(BankART KAIKO)
    …蓮沼昌宏個展関連イベント

2021年

  • ワークショップ「あなたの傷を教えて下さい。」

2018年 


OTHERS

 

2022年

2021年

  • 装丁ビジュアル
    斎藤環著『コロナ・アンビバレンスの憂鬱 -健やかにひきこもるために』
    (晶文社、2021/10/26出版 https://www.amazon.co.jp/dp/4794972784/ 
  • 書籍口絵
    ニコラス・タジャン著『Mental Health and Social Withdrawal in Contemporary Japan: Beyond the Hikikomori Spectrum』(Routledge、01/05出版 https://www.amazon.co.jp/dp/0815365748

2018年

  • 舞台美術
    新人Hソケリッサ!公演「プラザ・ユー Plaza・U」
    (上野恩賜公園、09/28〜30公演、「UENOYES 」内企画

    他 

EDUCATION

2024年度

  • PARA「アトリエに行くと「技法」がわかる」スタジオ紹介
  • 東京都立国際高等学校 国際バカロレアコース「TOK (Theory of Knowledge) /知の理論」ゲスト講師
  • 厚生労働省 ひきこもりVOICE STATION「当事者×クリエイティブ塾」講師
  • 秋田公立美術大学「レクチャー/大学院生の作品講評」ゲスト講師

2023年度

  • 東京都立国際高等学校 国際バカロレアコース「TOK (Theory of Knowledge) /知の理論」ゲスト講師
  • 東京造形大学 「哲学」 ゲスト講師
  • 東京藝術大学 Diversity on the Arts Project 「ダイバーシティ実践論」ゲスト講師

2022年度

  • 武蔵野美術大学 油絵科 非常勤講師
  • 京都大学大学院人間・環境学研究科 ゲスト講師
  • 東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属 共生のための国際哲学研究センター(UTCP)上廣共生哲学講座 ゲスト講師

2021年度

  • 武蔵野美術大学 油絵科 非常勤講師
  • 立教大学現代心理学部映像身体学科 ゲスト講師
  • 関東学院大学 教育学部こども発達学科 ゲスト講師

2020年度

  • 武蔵野美術大学 油絵科 非常勤講師
  • 東京ビエンナーレ2020 アート・ライティング・スクール ゲスト講師
  • 東京藝術大学美術学部先端芸術表現科 ゲスト講師
  • 武蔵野美術大学油画科特別講義 ゲスト講師
  • 東京藝術大学 Diversity on the Arts Project 「ダイバーシティ実践論」ゲスト講師

2019年度

  • 東京藝術大学美術学部先端芸術表現科 ゲスト講師
  • 武蔵野美術大学油絵科 ゲスト講師

2018年度

  • 武蔵野美術大学油絵科 ゲスト講師