2014年
《TATEYA》
2014年
四曲一隻屏風(可変)
木版画/障子、和紙 、両開き丁番
137.3×350.0(cm)
西武渋谷美術画廊 にて
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事故後の福島第一原発建屋外壁の模様を、葛飾北斎《凱風快晴》(赤富士)の、
富士の背景となる空部分で見立てた障子の屏風。
両開きの丁番を使い、屏風の他、直方体にも形を変える。
同質な図案を大量生産させる技法としての版画。
70-80年代にアンディ・ウォーホルはシルクスクリーンを用い、物の大量消費を描いた。
これに対し2010年代の日本では北斎(木版)を引用し、
爆発的な電力を毎日生み出し続けた場や、そこで大量に消費されていく人々、
という浮世を描いた。
自由丁番(両開き丁番)により屏風の曲(きょく)は、前後に折れ曲がり変形をする
《TATEYA》(部分)